東京農工大学中国同窓会と友好を深める会

第8回中国同窓会 2001年9月


*各写真をクリックすると拡大します。
17、天一閣(最古の蔵書館)と庭園見学 18、天台山国清寺に参詣
19、石梁飛瀑を見学する(鈴木隆、堀越英雄、芦川稔) 20、最後の夕食会で鈴木隆団長結語の挨拶

          第8回東京農工大中国同窓会に出席して

 今年の中国同窓会は、風光明媚な、そして歴史文化の宝庫といわれる杭州市にある浙江大学で開催された。
 これに出席するための東京農工大学日中友好会の訪中団員16名は、先ず、浙江大学本部に副校長童芍素女史を表敬訪問し、歓迎のご挨拶を頂いた。当方より訪中団を代表して、顧問松本正雄先生(大学名誉教授)並びに下田博之日中友好会会長から挨拶を行い、次いで鈴木隆団長から訪中記念品(農学書10冊)を童副校長に贈呈した。
 昼食は、浙江大学で御馳走になる。実に美味で洒落た料理だ。かつて理工大学、農林科学院の食堂の料理を御馳走になったことがあるが、その美味なのに感心した事を思い出す。
 午後、農学部で開催された中国同窓会に出席する。同窓会は、北京からの宋秉彝氏、丁一氏に、中国同窓会華東組会員30余名が出席し、華東組会長楼程富氏(浙江大学教授)の司会のもとに有意義に行われた。出席の華東組会員は、浙江大学、華東理工大学、蘇州大学、上海大学等の教授等大学関係者が多く、それに中国衣料院蚕業研究所所員、ほかに
中国畜牧獣医学会の楊清山(1994年卆)が元気な姿を見せていた。
 「稲作起源の問題点」游修齢浙江大学教授と「東京農工大の中国留学生」渕野雄二郎東京農工大助教授の講演があり、日中交歓夕食会は西子賓館で旧交を温めながら和やかに行われ、今後益々交友を深めていくことを約した。
 今回の中国同窓会には、30代、40代の中国同窓生が大勢出席され、雰囲気が盛り上がったが、日本側にこれ等の同期の人達が出席していないことは寂しいことである。
 日中友好会にこれ等世代の人達の入会を促進する必要があろう。
 また、農工大在籍の中国留学生と中国に関心のある日本学生との交流の場を設けることを日中友好会として後援していくことを考えていく必要があろうとの意見もあった。
 観光は、上海では、黄浦外灘公園で金茂大厦(88階建ビル、世界第2位の高さ)を眺望し、豫園(明時代、潘なる人物が母親孝行のために造園したという)を散策、杭州では、西湖を遊覧、良渚遺跡(5300年前のもので、1938年に発掘)、良渚文化博物館(1993年設立)を見学、紹興では、魯迅記念博物館を見学し、咸亭酒店で居酒屋気分を味わい、蘭亭を散策し書道家王義之曲水の流れの話を聞く、紹興酒工場を見学(製造期間は、10〜3月なのでその工程は見学出来ず、樽詰めの貯蔵倉庫のみの見学となる)寧波では、阿育王寺(臨済宗、405年創建)、天一閣(1561〜1566年建設、蔵書館)、農貿市場を見学する。   当初予定されていた景勝地船山列島行きは、台風の影響で中止になり、天台山行きに急遽変更になる、国清寺(天台宗本山、590年に建設)では隋梅、隋塔が見事、最澄の修行の足跡を偲ぶ、石梁飛瀑の近くの華項講寺(1201年創建)、方廣寺(613年創設)と、雨に濡れながらの古寺巡礼である。これもまた意義ある旅であった。

 今回の旅行は、第8回日中友好会の訪中旅行である、これまでの良い雰囲気を損なわないように今後も継続していくことを期待したい。  

                             鈴木  隆

第8回訪中団名簿
会長 下田博之、団長 鈴木 隆、秘書長 立石洋見、顧問 松本正雄、
団員 佐野敏男、松村 進、細渓美古、難波 智、樽見真治、重松正矩、堀越英雄、高橋明善、渕野雄二郎、芦川 稔、荏原忠雄、小暮善和、内野一男、下田延枝、、松本静子、内野いり子。
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